外出先の庭に目が釘付け。
特に公園というわけでもない、小さな花の咲き乱れる庭。
花屋のゴージャスな切花のディスプレイやアレンジもウットリするけれど
青空のもと根を張って咲き誇る美しさにも
力強さと旬な美しさ儚さを感じて
『旬』という漢字が10日間を表すように、
この貴重な季節感を満喫できた充実感で満たされます。
たわわというか、なんなんだろうこのリッチな光景。
贅沢でウットリする。
というのも、私はアスファルトより土の方が馴染みある田舎育ち。
路傍の花の方が身近。
小さい頃は通学路の琵琶や柿を取って食べたり(今は出来ませんが)
家の前は栗畑なので、信じられないような
プリッぷりのどでかい栗拾い放題(今は出来ませんが) で
食べ過ぎて今では栗が苦手です。
浜離宮や桂離宮などの大規模な
究極に手のかかった見事な庭も大好きですが
野山に群生する藤や桜も大好き。
豊かな緑に美しく咲く野生の藤が目に飛び込んでくる。
とはいえ
究極に美しく手入れされた足利フラワーパークの藤は
問答無用に圧巻の美しさで
息を呑むほど。
海外の庭も、時間とお金があったら、思いっきり見てみたい。
宮殿の美しく刈り込まれたグリーンなんて一生に一度は
心行くまで観察したい!!!
10年以上前に訪れて以来
毎年梅雨の頃にどうも行きたくて仕方なくなる苔寺。
気の遠くなるような手間と時間を感じる特別な場所。
色んな美があるんだなと思い、
美の基準を決める事など所詮人間の決めた小さいことでしかなくて
自然というのは
そんなこんなを全て包んでくれるような
大きな存在なんだな、と感じます。
日本人は古より自然を崇拝し、神が宿ると考えてきたけれど
それもまた自然。
守っていかなければいけないものですねー。
これは去年の庭先に咲いてた芍薬。
あの固い蕾にこんな量の花びらが詰まってると思うと
神秘的でたまらないですよねー^^
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