とある某日、夢のようなお誘い。
それは、日本でありながら異国の香り。
行ったことのないはずの土地で優雅に過ごしているような甘い錯覚。
夢だったんじゃないか、と今は思える。
リカルド・レゴレッタ(Ricardo Legorreta)氏の作品という邸宅で、それこそ夢みたいなひと時を過ごしたんだんだもの、夢に間違いない。
氏の名前は、不勉強なことに、教えて貰って知ったのだけれど、
一歩氏の空間に足を踏み入れたら、説明不要の素晴らしさだった。
因みにリカルド・レゴレッタ氏のカンタン解説:
原色で大胆に壁を塗り分け、自然の光を取り入れる。球体のオブジェや格子などのフォルムも斬新で、現代的感覚とメキシコの伝統文化を融合する建築家。
以下レポートです。
青空に太陽だ!とおもった廊下↑ ステキすぎて転んだ階段。(二箇所で足踏み外す…)
住宅ではありえないような大きな大きな海に面する窓!窓?
全ての調度が憧れの逸品で目が泳いじゃいます。
美味しいお料理にお酒、楽しいお喋り
そして素敵な音楽。
薩摩琵琶奏者・櫻井亜木子さんの演奏。
魅力的な人柄と素晴らしい演奏であっという間に魅了されました!
薩摩琵琶の演奏は初めて聴きました。雅楽は好きですが、琵琶にはいままでご縁が無く…
『源氏物語』の明石の上が琵琶の名手で、光源氏との出会いのシーンで、琵琶演奏の描写があって、幼心に憧れたものです。
それから、琵琶といえば耳なし芳一の物語でしょうか。
印象的な物語で、これまた幼心に怖かったものです。
そんな琵琶の初生演奏は、本当に素晴らしかったです。
こんなに生命力に溢れていて、迫力があり、抑揚に満ちて豊かな表現力のある存在感のある楽器だったなんて、今まで知らなかったことが悔やまれます。
メキシコ建築で海を臨みながら聴く平家物語…深すぎる。
後日湯島天神の演奏も、是非見に行きたいです。
やがて夜。
空間は表情を変えて全く違う雰囲気で包んでくれます。
こんな空間で口説かれたら、どんな鉄の女も揺らぎますよね!
昼間は青空に太陽があるようにみえた光が、夜空に月に変わってる!!
壁のマチエルが複雑な陰影を作り出して、左官屋さんのお仕事もすばらしい…!
専門的な詳しいことは全く分かりませんが、心から
ここは人生を楽しむための空間
なんだなー。と、感じました。
このような素晴らしい機会に誘ってくださった皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。
とても有意義な体験となりました!
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