以下引用。
日本のファッションジャーナリストの草分けとして知られたファッション評論家の大内順子(おおうち・じゅんこ、本名宮内順子=みやうち・じゅんこ)さんが10月30日、病気のため川崎市内の自宅で死去した。80歳。中国・上海生まれ。葬儀は近親者で行った。喪主は長女中村彩(なかむら・あや)さん。
大学在学中にモデルとして活動した後、ファッションジャーナリストに転身。1950年代からパリ・コレクションなどを取材し続け、シャネルやエルメスをはじめ歴史ある海外ブランドを紹介した。
サングラスがトレードマークで、多くのテレビ番組に出演してファッションをお茶の間に広めた。
久々のブログ更新が大内順子さんのことになるとは。
大内順子さんのファッション通信で育って
今この職業に就いているのも、彼女の存在が大きいです。
そんな大内順子さんに、いちどだけ、お目にかかる機会がありました。
2012年の年末にとあるパーティーの帰り道、人疲れしてトボトボと一人家路に向かおうかという時、大内順子さんを発見して、思わず走りよって話しかけて握手を求めてしまいました。
有名人を見ても、おののくばかりで声をかけられないタイプの私が、考えるより先に行動していたわけで。
興奮と緊張で、何を言っているのか分からない状態だったけど、あなたの番組を見て育ってイラストレーターをしている!と伝えることが出来て胸いっぱい。
一瞬で『今年はいい一年だった』と思えるような出来事だったのでした。
数日後、とんでもないことに、突然 大内順子さんからメールが届いて
そのメールにはこうありました。
以下そのまま転載です。
過日ルマーニ展後にお目に掛った大内順子です。
アルマーニ社に私のブログ用写真を依頼しましたところ、 写真と共に
貴女のブログアドレスも送られてきました。
拝見しましたが、 アルマーニ社撮影の画像よりはるかに御上手でポイントを押さえて
いられ、感心しました。
加えて「ファッション通信」 を良く観て下さっていた事を知り大変嬉しく思い メールを
差し上げる次第です。「 一人でもこの番組を通してファッション好きになって下さる人が
増えれば嬉しい」の想いだけで続けて来た番組だけに 何とも幸せな気持ちを下さいました。
有難う御座いました。又、どこかでお目に掛れるかと存じます。 其の時にも御声をかけて
下さいませネ。
大内順子
このメールでどれだけモチベーションが上がったかわかりません。
その後フリーとして独立してなんとか頑張れたのは、このメールがあったからかもしれません。
彼女は本当に素晴らしい。
その後フリーとして独立してなんとか頑張れたのは、このメールがあったからかもしれません。
彼女は本当に素晴らしい。
無名もいいところの、いち視聴者だったわたしに、この心遣い…
もういちどお会いしたかったです。せめてお礼を言いたかったーーー!
そして初心に戻って精進しようと思いました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
もういちどお会いしたかったです。せめてお礼を言いたかったーーー!
そして初心に戻って精進しようと思いました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。