2014年1月29日水曜日

蝶よ花よの散らしの美学


ファッションと切っても切り離せない
蝶と花。

ここ1年くらい、また目立つので気になったのを纏めてみました。

私のブログは、気になる画像貼り付けて寸評を記録する
スクラップブックなんだな…。

まずは先ごろのオートクチュールでの蝶。

ジャンポール・ゴルチエ と アレクシス・マビーユ

同じモチーフなのに全く扱いもイメージも違うところが
ウォッチャー心をくすぐります。


まずはジャンポール・ゴルチエ 
ヘッドドレスに大振りの蝶。
魅惑的女性性全開な魅力たっぷり。


ちょっとデカダンスな、お子様にはまだ早い、成熟した遊び心満載な
ジャンポール・ゴルチエ らしい蝶の扱い☆
モデルもこれまたいいんだわ。




対してアレクシス・マビーユ。
ペーパークラフトな蝶を無数に散らしてファンタジー溢れる高潔なイメージ。


欲をいえば、蝶のディティールあともうヒト頑張りして欲しかった…!

透かし彫りみたいなエンボスみたいな質感のある白だったら最高なのに!

でもファッションショーなので、遠目から動いているモデルを見る分には
視覚的に十分なクオリティなのかも。

メインはドレスだしね…


などと小声でブツブツいいつつも
私はアレクシス・マビーユのショーが好き。。

なんか、オートクチュール観ました!という満足感を得られる気がして。

しかも頭部にかける情熱も見逃せないポイント。

2012SS HC

2013-14 AW HC

↓は2011SSかな? 小花を散らして繊細で可愛かった。

・・・と蝶や花なのですが、

現在展開中のDolce&Gabbanaも
ランウェイのヘアの花の散らし具合も可愛かったですよね。


なんというフェミニン。幸せムード。並べたかったので嬉しい☆




Zac Posenのアップスタイルもゆるフワで日本人好きそう。

愛されヘアってやつですね。
これからのブライダルシーズン、参考になりそうなアレンジが多そうです。
春夏のコレクション観てると。
自分はあんまり関係ないので寂しいですが。


ヘアカラーがキレイだと益々ウキウキしますね~^^


個人的にはやっぱり目を見張るようなキレキレのヘアメイクを楽しみに生きてるのですが
どこまでもスイートでフェミニンなのもいいですねー。


2014年1月23日木曜日

マルジェラマスクにみる日本の心

私は何故絶対手の届かないオートクチュールウォッチングをするのか。
それはそこにロマンがあるから。

こんにちは、キタジコです。


VOGUEブロガーも卒業したし、
しばらくコレクション追うのは休もうと思ってたのが即時撤回
素晴らしい各メゾンのオートクチュールコレクションに
結局PCの前で呻き声を上げている訳ですが。
これからは真面目ぶることなく自由に観察するもんね。


Maison Martin Margiela SS14 HC
思わず画像を集めてしまう素敵なルックが一杯で興奮しました。
毎回圧巻のコレクションですが今回も問答無用にカッコよい。
プリントも刺繍も老舗クチュールメゾンとはまた違う切り口というか、解釈が別次元。
このワッペンのコラージュみたいなドレス、肉眼で見たいなあ。


世界中の平面作品からインスピレーションを得てるんだろうな、という今回のマルジェラ。

中には浮世絵のような粋でいなせな華やかさと力強さを感じる、
カラーパレットが若冲っぽいのも…。
シューズ足袋だし。

デザイン画?レシートやトイレットペーパーに書かれたドローイングも素敵。





マルジェラのクチュールといったら、マスクも毎回楽しみ。
今回もミステリアス。
意思を感じないのに強烈な個性を放ってて、
結局凄い存在感とメッセージ性がこびりつく、中毒性のある美しき呪いのよう。


ついでに過去のマスクも貼ってみます。



中学の卒業写真かwww




カッコイイですねー。
マスクって、何だか分からないんですけど妙な魅力がありますよね。
ちょっとテンションが上がるというか。


何でかな?と思ったんですが、ここで仮説



幼少期の刷り込みによる、マスク慣れ、マスクへのプラス印象


もはや日本の伝統文化である、戦隊ヒーローのコスチューム。


刷り刷り刷り込まれて成長した(特に男子)我々にとって、
マルジェラマスクはすんなり入ってくるものなんじゃないでしょうか。仮にですがね。


乱暴な説ですが、
私はこの戦隊モノの安心感とアガる感覚にマルジェラのマスクを重ね合わせてしまうのです(←スミマセン)。




最近は大集合も良くやっているようで。
凄いなレッドマンパワー。



2014年1月20日月曜日

ラスト取材




私事で恐縮ですが
VOGUEブロガーを卒業させていただくことになりました。


VOGUEブロガー最後の取材はシャネルでした。


最後がシャネルでとにかく嬉しかったです。


VOGUEブログをはじめて
三年4ヶ月、310投余り。


オフィシャルブロガーになって、
シャネルの取材に行くことができて
オートクチュールのドレスも見ることができた
最高峰の技術を手にとって観察することが叶い
ひとつの極まった美を目の当たりにすることが叶い
それらを
自分の言葉でレポートをする
身に余るような機会に恵まれ

絵も一杯描かせていただき


私にとってブロガーとしての望みは全て叶った。
出来杉な三年間のブロガー時代だった~!

そう思います。


どんどん美の基準は更新されて
これからも絶えず新陳代謝を続ける美しき世界。


これからはアマチュア意識に逃げることなくプロとして
精度を上げて 緊張感を持って
だけど伸び伸びと

誠実に美に向かい合って
常に学んで成長をしながら
再出発します☆



4年前に見た夢は叶ったけど
その道のりの中で
煌くような崇高な美を求める自分と
素朴さ、無駄さ、馬鹿馬鹿しさを愛する自分もいること

絵も文章もどちらも大好きで切り離せないこと

そんなことを考えている自分がいて

それが自分なんだと思い
次の夢はそんなテーマもアリかしら。



引き続き走りますので
今後ともよろしくお願いいたします☆

Kitajiko / 北島優子